## 概要 CODESYSでSTRING型の変数を操作する際のSTRING関数の紹介とその使い方です。 日本語などを使用する際はWSTRING型の変数とWSTRING関数を使用する必要があります。 ※STRING型とWSTRING型を一緒に処理できませんので注意してください。 型に合わせた関数を選択する必要があります。 ## CONCAT WCONCAT - 文字列の結合 2つの文字列を結合するための関数です。 戻り値はSTRING or WSTRING型です。 CODESYSでは文字列を単純な足し引きで処理することができません。 ``` 結果の文字列 := CONCAT(文字列[前], 文字列[後]); ``` ## DELETE WDELETE - 文字列の削除 文字列から一部、または全ての文字列を削除します。 戻り値はSTRING or WSTRING型です。 ``` 結果の文字列 := DELETE(文字列, 処理開始位置の指定, 処理する文字数); ``` ## FIND WFIND - 文字列の検索 文字列から指定の文字列の数を検索します。 戻り値はINT型です。 ``` 結果の文字数 := FIND(検索される元の文字列, 検索する文字列); ``` ## INSERT WINSERT - 文字列の挿入 文字列に指定の文字列を挿入します。 戻り値はSTRING or WSTRING型です。 ``` 結果の文字列 := INSERT(元の文字列, 挿入される文字列, 挿入位置); ``` ## LEFT WLEFT - 文字列の左から検索 文字列の左側から指定の文字数分の文字列を検索します。 戻り値はSTRING or WSTRING型です。 ``` 結果の文字列 := LEFT(文字列, 検索する文字数); ``` ## LEN WLEN - 文字列の長さ 文字列の文字数を調べます。 戻り値はINT型です。 ``` 文字列の長さ := LEN(文字列); ``` ## MID WMID - 文字列の抜き出し 文字列から文字を抜き出します。 戻り値はSTRING型です。 ``` 抜き出された文字列 := MID(文字列, 抜き出す長さ, 開始位置); ``` ## REPLACE WREPLACE - 文字列の置き換え 文字列中の文字を別の文字に置き換えます。 戻り値はSTRING型です。 ``` 変換された文字列 := REPLACE(文字列, 置き換える文字列, 文字列の数, 置き換える位置); ``` ## RIGHT WRIGHT - 文字列の右から検索 文字列の右側から指定の文字数分の文字列を検索します。 戻り値はSTRING or WSTRING型です。 ``` 結果の文字列 := RIGHT(文字列, 検索する文字数); ```